日々の歩み

2005年11月30日
もう少しで師走です。

 11月もあとわずかで終わり、とうとう1年を締めくくる月がやってきます。
 昨年の今頃はどんなだったか、と思い出せば、テコンドーの練習でスパーリング中、蹴りを出した後に転倒して損傷した右ひざの半月板の手術を終えて退院したばかり。
 退院したとはいえ、痛む膝をかかえて、「いつになったらスタスタと歩けるようになるのだろう・・・」と暗澹たる気持ちでいた頃でした。
 1年経った今、おかげで私はスタスタと歩けるだけではなく、テコンドーの練習もほぼ怪我をする以前と同じくらいの動きで参加できるようになり、自主トレではジョギングもできるし、縄跳びを3分何ラウンドかこなせるくらい、という感じです。
 ほとんど、元通りに戻った、ということです。年をとればとるほど、1年が経つのは短い、と感じてきたし、今年もまた、あっという間の1年でしたが、そんな中でも、回復するものはきちんと回復する、それだけの十分な時間であったようです。
 さらに、仕事の面では、今のような状況(独立して自分の事務所を構える)を、全く想像していませんでした。
 ところが、年が明け、そのような方向性を模索してからの動きは早く、6月には現在の事務所を開いて、今となっては、すでに半年も経つのです。
 1年は、確かに速かったけれど、仕事の面において大きく変化することができるには、やはり十分な時間でした。
 こうして、12月になると、否が応でもその1年を振り返ってしまう。
 私に好きなミュージシャンに、スティングがいるのですが、以前、彼がインタビューで、高校教師をやめた理由として「10年後、自分が何をしているか、わかってしまった。だからミュージシャンになった。」ということを言っていました。
 人には、10年後がわかっていることを求めるタイプと、そうではないタイプがいて、スティングは、後者だった、ということでしょう。
 私も、どちらかと言えば、後者だと思います。10年後の自分がわかってしまうのは、つまらなく感じてしまう・・・。
 過ごしてきたこの1年は、10年後の変化において、どのような位置を占めていたのかな・・・思うのも、やはり師走だから、なんでしょう。

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