日々の歩み

2005年10月13日
格闘技の醍醐味

 昨日の帰り道、近所のオープンカフェでK-1MAX(打撃系格闘技K-1のミドル級の大会)を大スクリーンでやっているのを発見、あわてて家に戻って、最後の方だけ観戦しました。
 最後の試合は、武田幸三選手とオランダのアンディ・サワー選手、ムエタイ、キックボクシングの選手です。
 結果は、武田選手が、サワー選手のパンチ・ラッシュを浴びているときに、決死の覚悟で出したパンチにカウンター・パンチをあわせられ、それが見事に武田選手のアゴにヒットし、KO負け・・・。残念でした。
 相手のパンチ攻撃の隙をついて、何とか反撃しようとパンチを出したところ、ガードが空いてしまい、相手にパンチが届く前に、逆にやられてしまったのでした。
 後から見れば、その反撃のタイミングが悪かった、もっと良く相手を見てタイミングよく反撃のパンチを出すべきだった、ということになるのでしょうけれど、そのような絶体絶命の状況のときに、どれだけのことができるのか、ということを、つい考えてしまうのです。
 真剣勝負の格闘技でプロのリングに上がる人は、相手に完全に勝利することを目標で戦うわけですから、相手を追い詰めても、最後までその手を緩めません。
 追い詰められた方は、そのような状況の中で、今まで自分が練習してきたことすべての中から出来る限りのことで、相手に一矢報いようとするわけです。
 
 そんな中で大逆転が起こることもあって、本当に「ラッキー」あるいは「神の力」としか思えないような瞬間もあったりするわけです。
 ただし、そのような瞬間は、普段から修練を積んで、自分を鍛えぬいた人だからこそ、多く訪れる、というのも真実だと思うのです。
 そのような場面が、とてもストレートに出てくるから、格闘技の試合観戦は、やはりやめられないのです。
 次は、ぜひ武田選手に勝ってほしいです。

カテゴリー:ブログ