- 2006年9月22日
- ストレスフル
初めての新司法試験の合格発表がありました。
私もかつて司法試験を受け、最難関と言われる論文試験に合格していたのを知ったときは、「うれしい!」というよりも「信じられない!」という感じだたのを、今でも思い出します。
合格者の方々は、司法研修所で実務について学ぶことになりますが、私にとって(たぶんほとんどの方にとって)司法研修所は、非常に思い出深い場所でもあります。
先日、司法研修所を卒業して10周年ということで、同期の10周年大会というものが行われたのに出席してきました。
司法研修所で同じ時期に同じ場所で勉強をし、今は全国(あるいは海外)に散って、弁護士、検察官、裁判官、として仕事をしている同期生が、いっせいに集い、旧交を温めるのです。
私たちの頃の同期生が、およそ720人、そのうち500人程度が集まったそうなので、かなりの出席率だと思います。
同じクラスで机を並べた仲間、実務修習で一緒に頑張った仲間との再会は、本当に楽しいものでした。
立場がかわっての実務経験を経れば、それぞれ一家言あったりするもので、弁護士の立場から裁判官に注文をつければ、逆に注文をつけられる。
同じクラスの者が、違う立場で同じ法廷で顔を合わせるときの、馴れ合い等とはほど遠い、不思議な緊張感・緊迫感。
同期から出た有名人の噂話(テレビで活躍中の方、小泉チルドレンになった方、ベストセラー著作家、などがいるのです)。
くったくのない「学生気分」というのをしばし思い出しました。
話変わって、その日のパーティーは、同期でなくなった方への黙祷から始まりました。
読み上げられるお名前を聞きながら、ふと人数を数えていたところ、その数はなんと8人もいらっしゃいました。
同期生は約720人、平均年齢がまだ40歳にも満たないことを考えると、非常に高い割合なのではないか、と、ちょっとそれがショックでした。
以前、職業別の平均寿命の話をどこかで読んだことがあったのですが、法曹というのはどうなのでしょう?
どんな仕事でも当然ストレスはあるでしょうけれど、突出してストレスにさらされている仕事、というふうには思っていなかったのですが…。
この記念大会は、10年後、20年後にも行われるそうです。願わくは、そのときにも元気で顔を合わせたいものです。
当然、私も仕事をしているとストレスでいっぱい! になるときはままありますが、そういうときは、自分を甘やかすに限ります。
ストレスがたまっているときは、だいたい、身体と頭の使い方のバランスが悪かったりするので、できれば身体を使う(歩く、走る、やっぱり最高なのはテコンドー…笑)、運動しなくても、歌ったり、踊ったり、あとはマッサージをしてもらう。
そういえば、10周年大会で久々に会った仲間からは「相変わらず元気だねえ。」「相変わらず楽しそうだねえ。」と口々に言われたっけ…。
そこまで言われると、ちょっと複雑ですが。
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