- 2019年4月28日
- ピアノの話~その1【発表会】
少し前になりますが、ピアノの発表会の話(私の、です・・・笑)。
私は、クラシックピアノを、幼稚園から高校3年まで習っていたのですが、
大学生になってからは、ジャズピアノをやってみたり、バンドでキーボードを弾いたり、
YAMAHAのキーボードのデモンストレータをやったり、と、なんとなく鍵盤からはつかず離れず、だったものの、
今の仕事を始めて、好きだった音楽をゆったりと聴くこともなくなり、 指もだんだんと動かなくなる一方・・・
こうして、
「老化!」
の声を聞いたとき、ボケ防止のためにもピアノを再開しよう、と決意して数年、何度か発表会にも出てきました。
そして、今年。移転した事務所の近所で新たに通い始めた教室で、初めての発表会が開かれました。
折しも、子供の頃にあこがれてやまなかった、ショパンの英雄ポロネーズを一度は弾いてみたい、、、と練習を始めたタイミングで、
先生からは、「頑張れば、発表会で弾けますよ。」と励ましていただき、毎回、熱い指導をしていただいて、それなりに曲の体をなしてくるようになり・・・・なんとか発表会にこぎつけたのでした。
私も、私なりに、練習は頑張ったつもり。普段は電子ピアノの練習環境しかないため、事務所近所の音楽スタジオには、結構な頻度で通いましたよ。
この曲は難しい上に長い、かなりの大曲でもあり、最初は楽譜を見ながら、、と思っていたのですが、
練習していると、やはり暗譜をしないと、どうしてもうまく弾ける感じがしません。
なので、かなり詰め込みでしたが、なんとか暗譜もして、発表会の当日を迎えたのでした
(記憶がぶっとんだときの保険のために、譜面は置いておきました)。
リハーサルのときは、なんだか開き直って気楽に弾けたのに、
プログラムのなんと最後の出番で、待ち時間も長く、緊張は高まるばかり・・・。
他の方の演奏をもっと楽しみたかったのに、指は動くだろうか、曲は飛ばないだろうか、、と、チラチラ譜面を見ながら考えてばかり。
いよいよ私の出番、弾き初め、いきなりミスタッチもしたうえに、なんだか途中で曲のパーツを飛ばした気がして、弾きながらさらに緊張。。。
なんとか最後までこぎつけたときは、あまりにホッとしたせいか?! 指がブルブル震えていました!
仕事でもこんなに緊張したことはないのですが。。少なくとも震えたことはないし(^_^;)
ホールなどではなく、こじんまりとした店内スペースでの発表会だったにもかかわらず、です。
思うに、これは発表に向けて自分でそれなりに努力をしてきたので、失敗をしたくない! という本気の気持ちが強かったから、なのでしょうね。
あ、もちろん、仕事でも本気だし、失敗は許されない!! という気持ちはあるのです。というか、むしろ仕事の方がその気持は強い。
しかし、それとは全く違う緊張感。
一発勝負、だからかな?
ピアノを弾くだけではなく、発表会に出ることによって、ボケ防止の効果は、少なくとも2~3倍はアップしそうな感じです。
そして、憧れだった英雄ポロネーズを人前で弾けた(出来栄えはともかくとして・・・)、ということで、大きな充足感も得られたのでした。
さて、来年は何を弾こうかな?(←全く懲りていない)