日々の歩み

2014年9月9日
テコンドー・ワールドカップ in ジャマイカ(1)~カリブ海でも大人気♪

またまた久しぶりの更新となりました。
今年も東京は猛暑・・・。そこで、猛暑の東京を離れ、避暑・・・。
ではなく、今年の8月はカリブ海の熱帯の国、ジャマイカへ行っておりました。行き先は、モンテゴベイ、首都キングストンに続く第二の都市で、有名なリゾート地でもあります。
今年は、彼の地で、ITF(International Taekwon-do Federation=国際テコンドー連盟)というテコンドー団体が2年に1度行っているワールドカップが開催されることになり、一応修練生の末席についている私も、そちらに参加してきました。
実際には、会議や、試合の合間を縫って行われる会合等、仕事の用向きもあったため、完全なバカンスモードではなかったものの、宿泊先は巨大リゾート、十分に満喫して来ました!
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【宿泊はヒルトン・リゾート&スパ】
ちなみに、私も、【46才以上女子】というカテゴリーにて、スパーリングと型の試合に参戦してまいりましたが、その話はまた後ほど・・・(ということで、しばらくこのネタで記事を書かせていただきます
ITFでは、1年おきにワールドカップと世界選手権大会が行われています。
世界選手権大会は、各国で選考会を勝ち抜いた代表のみが参加できる最高峰の大会ですが、今回のワールドカップは、青帯(4級)以上であれば誰でも参加可能な、オープンな大会。
サッカーから連想する「ワールドカップ」とは、少しイメージが違うのです。
私も、誰にでも門戸が開かれているワールドカップの恩恵を受け、【スペイン→イタリア→イギリス】と参戦して、今回が4回目、初めてカリブ海の国で行われる大会を楽しみにしていました。
ジャマイカといえば、まず思い浮かぶのがボブ・マーリーに代表されるレゲエ音楽、その次は、100mのオリンピックチャンピオンのウサイン・ボルトに、「クール・ランニング」のボブスレーチーム。
音楽はジャマイカの一大産業ですが、現在ジャマイカは「スポーツ・ツーリズム」を旗印にかかげています。
国際大会では世界中から多くの参加者が見込めるテコンドーは、韓国発祥の武道でありながら、実はジャマイカでもとても盛んなのです。
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【空港に到着すると、すぐにテコンドーのワールドカップのインフォメーションが!】
スパーリングでは、足技(しかも腰よりも下は蹴ってはいけないルール)がメインのテコンドーでは、ジャマイカの選手達の、手足の長い体格、素晴らしく良い動体視力(!)、驚くべき身体能力はとても有利に働きます。
テコンドーには比較的新規の参入国でありながら、すでにスパーリングの世界チャンピオンを出すなど、目覚しい成長を遂げており、今回はとうとうワールドカップの開催までこぎつけました。
国際大会を自国で開催する、というのは、とても大変なことで、予算、マンパワー、会場確保などのハード面はもちろんのこと、海外から参戦する選手達のビザ、そして(特に日本のような国の場合)、滞在している海外選手がきちんと自国に戻ってくれるか(汗)・・・などという問題もあります。
実際に、今までの国際試合でも、強豪国の選手がビザの関係で開催国に入国できなかった、という話
開催国へやってきたものの、試合前の前日計量まで行なっていたはずの某国の選手が、試合当日に行方をくらませていた、という話・・・(日本で行われたアジア大会でも、昔ありました・・・。)
など見聞きしたものです。
そのような中、海外参戦するたびに「日本でもぜひ大会を・・・」というお話は毎度出ているいただいているようであります。
ところが、日本は、世界的にも入国を希望する人がとても多い国である一方、手続きが厳しい国・・・。
少し前に日本であるイベントをやった際も、聞いたこともないような海外の国々から多くの問い合わせがあり、「参加すればVISAは出してもらえるのか・・・」という問い合わせが殺到した、ということもあった模様
これらの問題をクリアして、いつの日か、日本でもワールドカップや世界大会ができたら素敵だな・・・とは常に思っているのですが。
ということで、ちょこっとだけ法律に関係ある(?)ネタ振りをしてみましたが、これから後はひたすらテコンドー一直線の記事になる予定。
とりあえず、あれこれ言うよりも見ていただく方が早いと思うので、今回の大会で、私と一緒に参戦した、早稲田大学のテコンドーサークルの男子が、強豪ジャマイカの選手と対戦した、-57kg級のスパーリングの動画。
惜しくも破れましたが、初めての国際大会とは思えない、とても良い試合だったと思います。

興味のある方はどうぞ見てください!(自分もやってみたい方はもっと歓迎なので、個人的には連絡を待っています・・・笑)

カテゴリー:テコンドー, 日々の雑記