- 2008年6月20日
- 国籍法に関する最高裁判決(6/20)
以前、このブログでも話題にしたと思うのですが、認知と国籍法についての最高裁判決が出ました。
外国人の母親から生まれた子供が、日本人の父親から出生前に認知されていれば日本国籍を取得できるが、出生後の認知であれば日本国籍は取得できない、というものです。
ちょうど、私の依頼者の女性(某外国籍)も同じような立場にあり、事件を頼まれたときには、ちょうどこの事件が最高裁に係属したタイミングだったので、非常に期待をしながら注目していた事件でした。
最高裁の判決が出て、日本でも大々的にニュースになっていることを、さっそくメールで知らせると、彼女の国でも、やはりニュースになっていたとか。
こんなふうに、日本での民事裁判の結果が海外でもニュースで取り上げられる、というのは、どのくらいあることなんでしょうか?
この判決の後、日本国籍を取得できることになった子供達が、本当にうれしそうに会見に臨んでいたのが印象的でした。
毎日のように裁判に関するニュースはテレビで目にしますが、裁判が終わって、とてもいい笑顔で会見をする・・・という事件は、なかなか見ることができません。
生まれて間もなく初めて日本にやってきた赤ちゃんも、最初に相談に来たときから、みるみる大きくなり、最後にはいろいろおしゃべりするまでになってきました。
DNA鑑定も、赤ちゃんだったから、何も覚えていないはず。
お母さんともども、かげながら応援したいと思っています。