日々の歩み

2006年6月21日
まだ、はまってはいないけれど……

 梅雨です。蒸し暑いです。
 でも、寒いよりも暑い方が断然好きなので、毎年、この季節からだんだんと元気になっていく感じです。
 タイトルに書いた「まだ、はまっていない」けれど、ボチボチたしなんでいる趣味(?)、それは「釣り」。そのことを書きます。
 私の、本格的釣りデビューは、真冬の芦ノ湖でのルアーでのトラウト釣り(鱒ですが、釣り人はみな、こう呼びます)。雪の降る中、湖の真ん中でボートを浮かべ、ひたすらトラウトを追うのです。
 釣り開始時刻は、夜明けから。その寒さたるや! 何度ルアーを投げこんでも、ちっとも釣れず、「なぜ私はこんなところで、こんなことをしているのか?」と自問自答する時間でした。
 最後には、ようやく数匹を釣り上げることができたのが御の字というところ。
 でも、咽元過ぎれば、と言うとおり、ものすごい寒さよりも、夜明けの芦ノ湖にボートを浮かべて見た景色の美しさ、釣れたときの「ズン!」という感触だけが、不思議と思い出されるのでした。
 きっと、夏場の釣りなら快適だろう! ということで、やはり近郊の湖にブラックバスを釣りに行ったりすること数度。でも、手漕ぎのボートはしんどいので、ついでにボートの免許などもとってしまいました。
 こうして、超初心者の私が、その次にチャレンジしたのは、海に船を出しての釣りでした。
 真夏の海で船の上でビールを飲んで、シイラという魚(ハワイでよく食べる魚で「マヒマヒ」とうやつ)を釣るのにチャレンジ! 
 シイラは大きいのは1メートル以上、ルアーにめがけてものすごい速さで突進してきて、ルアーにかかると、ジャンプして暴れるのです! 
 さらに、その次にチャレンジしたのが、「ジギング」という、とてもハードな釣り。
 波逆巻く太平洋に船で漕ぎ出して、ヒラマサという魚を狙うのですが、達人のアングラー達ですら、なかなか釣り上げることのできない難しい魚。
 船で具合が悪くなって半分以上寝ている私には、とても釣り上げられる代物ではありません。
 ところが、その後に私が連れて行かれたのは、はるか鹿児島沖からクルーザーに乗って2泊、「GT(ロウニンアジ)」や「巨大カンパチ」を狙う、とてもハードなジギング・ツアーでありました。
 実際、海では、まだシイラもヒラマサも釣ったことがない私ですが(サバやカツオはたくさん釣ったことあります)、今まで1番大きな魚は、7キロくらいの「ギンガメアジ」。
 これがかかったときには、ものすごく重くて、引っ張りあげるのに四苦八苦でした。
 しかし、一緒に船に乗っているアングラーのみなさんが狙うのは、50キロオーバーの魚たち。7キロくらいで大喜びしている私とは、しょせん違います。
 こうして、自分でも、釣りの道具だけは増え、ちゃんとはまっているのか、好きになっているのかもわからないまま、なぜか、いきなりルアー釣りのフルコースを体験しているのでした。
 ところで、こういうアングラーの方々が心を砕いているのが、「家族対策」なのだそうです(笑)。
 奥さんを一緒に連れてきて、高級ホテルに泊まらせてスパでエステ三昧をさせている間に、自分は釣り三昧する、とか。えらいですね。
 かく言う私も、ハードな釣りの後の温泉やスパ、これに釣られている節があります。
 でも、今年の夏は、1度は大きいシイラを釣りたい。まず、そこからです!

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