日々の歩み

2019年5月8日
馬の話~「10連休でしたね」

令和になって最初の全国的大イベント(?)、10連休、が終わりました。

もちろん、遊ぶ人あれば働く人あり、私は、仕事2:遊び8、の割合でとてものんびりと過ごさせていただきました。

但し、休みの日ものんびりすることはほとんどなく、気候の良いこの時期は、お天気と時間さえ許せば、馬のいる場所に行って過ごすことがほとんどです。

連休の締めくくりは、普段、通っている乗馬クラブで行われているクラブ内大会。そちらに出場してきました。

事務所にご相談に来ていただいた方はご存知かと思うのですが、かなり馬モチーフのものがたくさん置いてあります。そう、乗馬が大好きなのです。

来年はオリンピックイヤーでもあり、馬術競技も古くからのオリンピック競技なのですが、今回私が参加したのは、馬場馬術競技、

英語で言うと、ドレッサージュ(dressage)というものです。

馬に乗って、20m×40m(オリンピックでは20m×60mの広い馬場)の馬場の中で、規定された運動、

例えば

「速歩で直線を進んで停止」

「停止から速歩発進して、馬場の枠に沿って動いてから、真ん中に入って円を描く」

「駈歩で15mの円を描く」

等の決められた運動を競技、イメージで言うと、フィギュアスケートの昔の規定演技、のようなものです。

駈歩で円を描く 

もちろんオリンピック等では、そのレベルがさらに高い運動が求められて、人のみならず、馬もプロアスリート、

一般的な乗馬クラブでみんなが乗せてもらえるような馬ではなかなかできないような、難しい運動をします。

たとえば、馬が速歩でその場足踏みをしたり(ピアッフェ、という運動)、駈歩を一歩ごとにスキップするように足を入れ替える運動(フライングチェンジ、という運動)など。

馬、というと競馬場で疾走する競走馬を思い描きますが、一般的にその馬たちは、私達のような一般人が乗る乗馬とは調教の方法が異なっているので、馬場馬術の運動はできない馬がほとんどだと思いますが、

日本の乗馬クラブの馬たちは、そのほとんどが元競走馬なので、引退した後、ちゃんとおとなしく、競馬みたいに速くではなくゆっくり走る調教をされて、乗馬クラブでみんなを乗せて活躍してくれています。

今回、私が大会で乗せてもらったのも、1年くらい前には競走馬として活躍していたお馬さん、お父さんはハーツクライという有名な馬だそうです。

まだ5歳の馬ですが、とてもお利口で、ちゃんと私の指示に従って運動をしてくれました。私も、大会なので、それっぽい正装をしています。

こうして、全速力で疾走することを仕事にしていた馬たちが、私のような素人の指示に従って、突っ走ることもなく、安全にゆっくりと駈歩をしてくれたりするのも、すべて乗馬クラブの先生方の調教の賜物なのです。

まさに職人技だし、跳んだりはねたりしながら走っている馬に乗って調教をしているところを目にすると、本当に身体を張った、いや、命を張った仕事だ、と思うのでした。

馬の話になるとつい長くなるのですが、楽しいことを書くのが長続きのコツなので、また紹介していきたいと思います。

演技は、敬礼に始まり敬礼に終わります。

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