日々の歩み

2014年10月8日
テコンドー・ワールドカップ in ジャマイカ(2)~メダル獲得!

私が出場するのは、46才以上の部。
成人のカテゴリーは、18~35才までの部、36~45才までの部、46才までの部、と分かれているのです。
私がテコンドーを始めたのは38才のとき。弁護士になって5年くらい経過し、だいぶ自分で仕事をコントロールできるようになってきた頃でした。
ただし、国内の大会には年齢でのカテゴリー分けというものが存在せず、組手でも、元気いっぱいの女の子たち(高校生や大学生)と闘わなければならなかったのでした。
今でも、国内では同じ状況なので、場合によっては学生さんと組手をしなくてはならないこともありますが、海外では、もっとエンジョイ・テコンドーの精神があるのか(?)、マスターズ的なシステムが私などにはとてもありがたいのです。
一方、男性の選手などでは、年齢を重ねても、若い選手と一緒のカテゴリーと闘いたい!という意欲のある人も多く、そういう人にはむしろありがた迷惑(自分の年齢よりも下のカテゴリーには出場できない)なシステムなのですけれどね。

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上の写真は、夜にホテルで夜風に当たりながら柔軟体操をしているところ。開脚は写真のマジックもありますが、テコンドーを始めてから1年もたたないうちに、開脚して、上半身がお腹まで、ペッタリ地面につくようになりました。
ワールドカップは、誰でも参加することができるオープンな大会です。
それでも黒帯の試合の若いカテゴリーは選手層も厚く、世界大会に毎回参戦しているような強豪選手も多く参加しているため、上まで勝ち抜くためには何度も勝たなければなりません。
まして、メダルを獲得するのは至難の業。
しかし、46才以上の女子選手は数えるほどしかいません。大変申し訳ないのですが、比較的簡単にメダルを手にすることも可能です。
その恩恵を十分に受け、私は、型と組手、両方で入賞してメダルをいただくことができました♪
私の場合、厳しい試合を勝ちぬいた・・・ということへのご褒美ではなく、練習をやめずに続けていること、そして、年齢の戦いを放棄せずに挑戦をし続けていること、へのご褒美なのです
大人になっていただくメダルは、かなり嬉しいものです。
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下は、私と組手で戦った(そして、優勝した)イングランドの女子選手との記念写真。
こちらの選手は、私服でホテルを歩いているとき、お腹丸出しのファッションで歩いていたのですが、見事なまでの腹筋(俗にいうシックスパック!)、あれなら見せたくなるのも当然です。
黒い肌と相まって、まるで黒い女豹の趣です。テコンドー家はやはりそのイメージが必要です。

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私も、もっと速く動くためには体重を落とさないと・・・と常に思ってはいるものの、美味しいものを食べることが大好きで日々の生きる喜びでもあるため、なかなか食事制限をするまでストイックにはなれないのであります。
若い通常カテゴリーの選手は、細かく階級が分かれているため、減量をする選手がほとんど。
ところが、そこは46才以上の部、体重は、55kg未満と、それ以上、というざっくりした分け方。つまり、55kgを超えていれば何キロまでもOKという大雑把さであります。
おかげさまで、すっかり減量とは無縁になってしまったのでした。
ところが、ジャマイカでの食事は、毎日試合会場で提供されるメニュー(=ほぼ毎日同じ!)であったため、結局、少しだけ体重を減らして帰ってくることとなりました。
うれしいような残念なような。。。

カテゴリー:テコンドー