日々の歩み

2014年1月31日
夫婦円満の秘訣

あっという間に1月も終わりですね。ギリギリ今月中にブログ更新です。
さて、年末年始と、いろいろな集まりがあって、同世代の男性方と話をする機会が何度かありました。
そういうときに必ず聞かれる、「どういう分野を扱っているの?」という質問に対しては、自信を持って(?)「離婚みたいな家事事件!!」と即答します。
すると、そこから発展して「どうしたら夫婦円満でいられるのか?」などという話になったりするわけですね。
私が、仕事柄、離婚事例をたくさんみているため、逆に、「どういう夫婦であれば仲良くやっていけるのか?」ということも知っているだろう、と期待されているわけです。
私も、そんな期待にはぜひ応えたいし、いろいろ考えを持ってはいるのですが、そういう場合には一般論を話すよりも、その人の夫婦関係に応じた回答をしたい(いや、もちろん、いろいろな夫婦関係に興味があるので好奇心はあるのですよ~・・・笑)ので、
「じゃ、自分は夫婦円満のためにどういうことをやってると思っている?」
と尋ねます。
たとえば、そのときの答えは「妻の誕生日には毎年欠かさずプレゼントをしてレストランで美味しい食事をして・・・」などということでした。
すると、私は「男の人の中には、毎日の日々の生活の中で妻を労わるというより、誕生日とか結婚記念日のイベントに力を入れることでOK、と思いがち人がいるけれど、『それは、違う!!』ということになるので、気を付けてね。」と言うわけです。
すると、男性からは「えっ、嘘。なんで??」というリアクションが返ってくるわけです。
実際に、妻から不本意にも離婚を言い渡された男性より、「なぜ、そんなことを言われるのかわからない。誕生日にはこんなことをしたし、結婚記念日も忘れたことはなかった。」という発言を聞いたことは、何度もあるのです。
しかし、妻となれば、仕事を持っていようがいまいが、家事や育児から完全にフリーでいる人はほとんどいないはず(私などはかなりフリーな方だと思いますけれど、それでも家事に休日なし、という実感はあります。)
一方、ご主人は、たまの休日なんだから家では完全に休みたい・・・。
その気持ちももちろんわかる! のですが、そこでひと頑張り、たとえばいつもはできない家事を少し手伝ってみる、家事に対する感謝と労りの言葉をかける、等など。
「普段、そういうことをしていない分、誕生日などのイベントでリカバー(罪滅ぼし?)できている、と思ってない?」と聞くと、「そんなこと考えてもいなかった・・・。」ということでありました。
なんといいますか、「妻がやってくれていることが、『やってくれてあたりまえ』だと思わない。」ことなのだと思います。
夫としては、外でつらい思いをして仕事をして、家族のために頑張っている。でも、それを「家族のためなんだから、男なんだから、仕事してお金稼いであたりまえ。」と思われたら、たいそうつらいことだと思います。
この話、おそらく妻側からすれば、「あったりまえでしょ!」と思うようなことなのですが、そのときに話をした男性からは「目からうろこ落ちた!」とまで言われ、逆に、こちらがびっくりした次第です。
しかし、「これから気をつけよう!!」と言ってくれたり、「じゃ、普段どういうことをしたら良いのかな?」と話が発展していくと、心の中で「やったね!(^^)v」とほくそ笑むのでした。
離婚の理由にはさまざまなものがあるのですが、仲良しの秘訣というのは、意外にシンプルな気がしています。
またこんな話も書いて行こうと思います。
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 僕たち円満だよね?

カテゴリー:離婚