日々の歩み

2013年9月13日
馬に乗る旅(モンゴル編)

 まだまだ初級の駆け出しライダーですが、乗馬を始めてから、旅行となると必ず馬をからめたくなっています。
 何かと忙しさにかまけて日記を放置しており、必然的に(?)、日記のネタもすでに数か月前のものになりますが、どうぞお許しください。
 さて、今回の旅行は、先に「乗馬」がテーマであって、「それならば、モンゴルでしょう。」ということで、行って来ました。
 ツアーに申し込んだところ、今回は私と友人の二人きり・・・。
 おかげで、ガイドさんには、「下り坂の駈歩では、あまりスピードを出さないで・・・」など、わがままを言って、安全で楽しい乗馬の旅となりました。
 馬に乗るのは、ウランバートルの郊外にある国立公園、その中にあるゲルキャンプに宿泊して、ゲルでの生活も満喫できます。室内には、壁に沿ってベッドと家具が置かれているだけ。とにかく不要なものが全くない、シンプルライフの極みです。
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 私たちと一緒に乗馬の旅をしてくれたのは、日本語ができる現地ガイドの男性と、馬を貸してくれた牧場主の男性。
 ガイドさんは、小さい頃から馬に乗っていて、小学生のときには裸馬に乗って、モンゴルの有名な祭事「ナーダム」で、20キロを走破する、というレースにも出ていたそう。
 さすがに、馬の乗りこなし方はさすがでした。ちなみに、モンゴルのツアーガイドだからと言っても、ウランバートルの町で育った人は、馬に乗るのが苦手な人もいるそうです。
 私たちの鞍は、観光客用の鞍で、もともとソ連の軍隊が使用していたのを真似て作られているそう。
 
 牧場主さんだけがモンゴルの伝統的な鞍を使っていましたが、その姿勢を見ただけで、熟練の度合いがわかります。
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 モンゴルの馬は、日本で良く見るサラブレッドとは違って、体高がかなり低いのですが、スピードとパワーはなかなかのもの。済州島で乗った馬と似ています。(もともと済州島は、モンゴルのために馬を産出していた、という歴史があるので、当然なのですが・・・)。
 春先という季節柄、仔馬が産まれたばかりのシーズンで、あちこちにいる馬たちの群れの中には母子の微笑ましい姿もたくさん! 
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 馬で進んでいくその周りに広がる景色は本当に壮大です。
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 しかし、驚いたのが、自然の中にたくさん捨てられているゴミの多さ・・・・。特にペットボトルやビニール袋などが放置されているのが非常に目につきました。
 以前、テコンドーの大会でスペインに行ったときにいたモンゴルの選手が、体育館の中で、ミカンの皮をそのまま床に捨てているのを見てびっくりしましたが、その感覚で、ゴミをゴミ箱ではなく地面に捨てるのが普通の感覚・・・・なのでしょうか?
 馬も、自然のものではない、ビニール袋などが飛んでくると、驚いたり怖がったりしてちょっとジタバタするので、それも注意しながら・・・そして、地面に大きな穴をあける野生のウサギがいるので、その穴にも気をつけながら走ります。
みんなで走っている動画! 茶色い馬に乗っているのが私であります(^^)。
 さて、この旅の終盤、私も友人も、お腹を少し壊して二人でちょっとテンションが下がっていたのですが・・・
 
 帰りの飛行機で、優勝を決めて里帰りをしていた横綱白鳳関に遭遇して、気持ち良く写真撮影にも応じていただけました!
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 素敵な旅の締めくくりでした。
 モンゴル、馬と、美しい星空にまた会いに行きたいです。

カテゴリー:乗馬