日々の歩み

2012年5月10日
とんでもない年末年始

 気が付けば、平成24年もGWを過ぎ、あと1か月もたてば、1年の半分が過ぎてしまいます。
 毎年、年末になれば「来年は良い年に!」、年始には「今年は良い年に!」と思うのが常ですが、今年は、今までになくとんでもない年末年始を過ごしました。
 それは、マンションの排水管からの逆流漏水事故・・・。
 以前、漏水事故の法律問題について、あるウェブサイトに記事を書いたことがあるのですが、まさにそのよう問題が自分に降りかかってきたわけです。
 事の発端は年末、お風呂の排水が悪いなあ、と思っているうちに、排水管が逆流してあっという間に部屋中が水浸しに・・・。
 すぐにマンションの管理組合のお抱え業者さんに来てもらって応急処置をしてもらい、それが終わったのが大晦日。
 一息ついてお正月に外出し、自宅に戻ったところ、今度は手洗いからの排水の逆流が止まらず、お正月の夜は、半分泣きそうになりながら、手洗いの見張り番をしながら、排水処理に追われたのでした。
 もちろん階下の共用部分も水浸し、自宅でも乗馬のときに使うゴムのブーツを履いて過ごす羽目になりました。
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 幸い、修理業者さんや、管理会社さんも迅速に対応してくれたので、三が日が終わるころには一息つくことができました。
 そして、その後に残るのは、法律問題、なわけですが、結局、我が家のフローリングは全部張り替えてもらい、さらには水浸しになった動産類も補償してもらうことで、一件落着しました。
 我が家にとって不幸中の幸いだったのは、漏水の原因が共用部分の排水管にあることが明確だったことです。
 以前、マンションの雨漏り事案について、以前、建築士さんなどの専門家も参加する調停を行ったことがあるのですが、現地調査に行っても、結局雨漏りの原因は判明しなかったのです。
 そうなると、結局被害を受けた方は、その損害をどこにも持って行くことができず、結局は中古のマンションに伴うリスク、ということになってしまうのです。
 しかし、漏水問題の精神に与えるダメージの大きさというのは、やはり経験しなくてはわからないもの。
 何日間も一晩中排水管と格闘しながら、気持ちを切り替えて、これは、実際に自分が法律問題として扱う事象について、生の体験をすることでダメージの大きさを体感するための修行なのだ・・・と、自分に言い聞かせ、半泣き状態での年末年始を過ごしました(かなり無理がありますが・・・)。
 それでも、今年は気持ちよくGWを過ごすことができ、漏水事故のことももう頭をよぎることもなくなっていたのですが・・・。
 なぜ思い出したか、というと、管理組合より示談書の作成を求める連絡がようやっと来たから、なのでした。
 そういえば、事故の直後には、実損以外に慰謝料等も請求しよう・・・と考えてもいたのですが、自分のこととなると、時がたつにつれてそのことも忘れかけていました。
 おかげさまで、ブログに書くネタを一つ思い出すことができた、ということで良しとしたいと思います。

カテゴリー:日々の雑記